この記事はNFTクリエイター/アーティストMANOさんに取材をさせていただいたときのものです。

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一度目にするとガツンと記憶に残るアートを描くMANOさん。
アートの世界に憧れ、画家への夢を抱えていたが、小学生の時にその夢をあきらめたと語ります。
だけど、夢を諦めながらもその行動は夢に向かっている二律背反行動、アンビバレンスな想いを抱えていました。
この記事はそんな彼女がNFTに出逢い、夢をあきらめられない覚悟を持つまでの物語です。

インタビューが好きなNFTブロガー。
2022年9月からNFTへ参入し、保有作品数150点越え。
NFTクリエイターをとことん尊敬しています。
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褒められたい一心で描きまくった幼少期


よろしくお願いします。




よろしくお願いします。
さっそくなんですけど、MANOさんが絵を描き始めたのって、いつくらいからなんですか?




絵は幼稚園の頃から描いてますね。
小さい頃から周りの大人に「上手だね」って褒められてたんじゃないですか?




あー、そうですね。元々は褒められたいって想いで描いてたのが強かったので。
その頃から才能があったんですね。




いや、ぜんぜん才能はないですね。
え、そうですか?私も私の娘もぜんぜん絵が描けないので、才能だと思っちゃうな。




いやいや。周りの大人が「上手だね、上手だね」って言ってくれれば上手になりますよ。多分。
そうなんですかねー。




ほんとです、ほんと。


モチベーションの問題で、どれぐらい描くかが大切だと思うので。
なるほどね。MANOさんの絵の能力は褒められたいって欲求で高いモチベーションを持って描きまくってたことで育まれたんですね。


アートへの想いを抱えて過ごす




幼少期から絵を描き続けて、絵で食べていきたいって気持ちを持ったのはいつ頃なんですか?




えーっと、去年ぐらいですかね。
去年ですか!?小さい頃からのだと思ってました。




実は小学生のときに一度諦めちゃってて。


授業でよくあるじゃないですか。将来の夢を調べようっていうやつ。


で、まあそれで絵について調べてみて。私がなりたいのは画家だったのでそれを調べた時に、なんかもう他の人と全然ルートが違ってて。
例えば野球選手になるなら高校で甲子園にでて活躍して、その後にドラフト指名されるとかってあれですか。




そうです。画家になるにはその細かいステップがないというか、美術大学に行って、卒業したら「画家です」って。「え、これ無職じゃん」って思っちゃいました。
たしかに。ライセンスだったり保証があるわけじゃないですもんね。




で、イラストレーターとか色々探してみたんですけど「やっぱ私がなりたいのはどう考えても画家だな」って、小学生の時に思って。


ずっと画家になりたいって言ってても、裏じゃ無理だろうなって思いながら過ごしてました。
裏では「無理だろうな」って思いながらもずっと描いてたわけですか。




あ、はい、絵はずっと描いてます。1回は「絵に未来はない」と思って、自称・進学校の高校に行ったんですけど、絵のことを諦めきれなくて大学で美術に戻ってきました。
それは美大ってことですか?




造形系ですね。美術もやるし、造形もやるので。あーっと鉄を曲げたり、ガラスを溶かしたり、うん、なんか色々やりました。
へえ。造形系ってのがあるんですね。大学を卒業後はどうしたんですか?




えっと、教育みたいな職に就きたくて就職したんです。生徒さんは大人なんですけど。でもその研修中にやめました。
おお、急ですね。




私がやりたいのは教育なのに販売から現場を知らなきゃいけないってことで、販売からやったんです。新人にしては結構いい成績も残してたみたいです。で、それが本当に暇すぎて 絵描いてたんですよ。ずっと。絵具を家から持ってきて。その融通が聞くぐらいには販売ができてたので。でも 飽きてしまうっていうか「これを3年間続けるってなに?3年って結構でかくない?」って気づいちゃって、辞めましたね。
なるほどね。たしかに20代前半の人生の貴重な3年間を飽き飽きしながら過ごすのはもったいないですね。




そうですね。これに貴重な3年間を使っていいのかな?って思っちゃいました。
自分の人生の責任なんて誰も取ってくれないので、自分の判断を信じて突き進む生き方、ステキだと思いますよ。


プログラマーとして再就職


それで退職してからNFTで、絵で食べていくって感じで活動しているんですか?




いえ、そのあとまた就職しました。実は私、2社で正社員やってるんですよ。
おお、そうなんですね。




初めの会社を辞めて、次にプログラム系?IT系の会社に勤めていたんです。
いいですね、IT系!NFTをやるには有利そうです。




あ、そうですね。営業とかすると、お話が弾んだりしますね。 コントラクトとか読めたりすると、エンジニアさんとも円滑にお話ができるから、結構楽しくできます。
MANOさんのツイートとか見ていると、そういうのも好きそうですよね。




そうですね、好きなんです。でも、なんかそうですね、本職にした時に上には上がいるっていうか、なんか 楽しめなくなっちゃた。


あと、責任感がやばすぎて。ボタン1個で何かがなくなってしまうかもしれないと思って。
そのプレッシャーはやばそうですね。




はい。ヤバかったです。実際に1個ぶっ飛ばしちゃったことあるし。
あらま!大変じゃないですか!




はい、大変でした。そういうのもあって、プログラムは趣味で作りたいものを作りたい時に作るぐらいがいいかなと思いましたね。
なるほど。でもその経験はしっかりと糧になっていて、NFT活動に生きているのがいいなって思います。


NFTアートをスタート


それでNFTアートを描き始めたのって、いつ頃からだったんですか?




2022年2月24日です。
日にちまでハッキリ覚えてるんですね。2022年2月頃っていうと、何が流行ってましたっけ?




なんですかね?私あんまり流行りとかわからなくて。自分が関係しないとあんまり興味がないっていうのがあって。
アーティストらしくていいと思います。




2022年2月ってETHがガクって落ちた時だったので「今だ!」と思って始めたんですよ。 元々興味があってイーサリアムのチャートを1ヶ月ぐらい見てたんですよ。
参入するタイミングを伺っていたんですね。


唯一無二のMANO作品


作品をだしてすぐに売れたんですか?




えーっと、3日後にお迎えが来ました。
なかなか最初の作品が売れなくて悩む人もいるなか、3日はかなり早いですね。




いや、ほんと運がありまして。あとは始める前から結構調べてたので、売れる動線はまあまあうまくできてたんじゃないかなと思ってます。
MANOさんの作品は良くあるPFPって感じじゃないのも目を引く要因かもしれませんね。




そうですね。PFPは他の人が書いてるのでいいやって。やっぱ正方形に憧れてて。揃った時に綺麗じゃないですか。
たしかにMANOさんと言ったらこの絵!ってのが確立されてますもんね。絵画チックな感じというか。




元々絵が好きで、古典的美術からやってたので、多分それが影響されてるんだと思います。
MANOさんの絵って一回見たら記憶に刻まれるというか、印象に残りやすいですもんね。




あ、確かにリアルの集まりに行った時に名刺とか 渡すと「知ってます」って言ってくれる人が増えて、結構見てくれてんだなって思いました。
ですよね。MANOさんは自分で思っている以上に存在感バリバリでていると思いますよ。


NFT市場に思うこと


最近のNFT市場について思うことってありますか?




そうですね。NFT市場は冬って言われてるけど、「いや全然あったかいよ」って思いますね。
ほお!それはどうして?




リアルで絵画の世界を知ってるからですかね。アートなんて同じ人の作品しか売れないんだからって。
なるほどー!




なんかもうほんとに、気にならないぐらい売れますね。あっちに比べたら。
たしかにそうですよね。




はい。だからぜんぜん冬じゃないよって。あっちなんてもう氷河期だよって。
そうかー。アートの世界の厳しさに比べたらね。




そうですね。だから市場に関しては特に何も思ってないですね。それどころか、これから多様性が発揮されるんじゃないかな、とも思ってますね。
というと?




プロジェクトの波も弱まってますし、色々と技術も進んできています。Ordinals(ビットコインNFT)もでてきたし。だから適材適所でみんないろんなところにこう、散らばってやっていくんじゃないかと。
ふむ。さすがですね。MANOさんはマーケティング、ブロックチェーンなどの技術面、アートとなんでも知っててすごいです。




なんでもは知らないです。知ってることだけです。
描いてもだせない葛藤を抱えた時期


インタビューしてるとMANOさんの無敵感が凄いんですけど、スランプとかないんですか?




全然ありますよ!空いちゃう時期は半年とか描かなかった時もありますもん。


それに描いても結構ボツにして辛かった時期もありますよ。
それは作品に納得がいかない、とかですか?




なんかやっぱ人に売るならこうじゃなきゃいけないっていうか。すごい思い詰めちゃってぜんぜん作品がだせないってこともありましたね。


それで一旦ちょっとアナログに戻ろうかなって思って。


久々にデッサンの作品を書いたら、メチャクチャ楽しくて!だからもう1回戻るのもありだなとも思ってます。
なるほど。原点回帰、ですね。




デッサンは私にとってプラットホームって感じですね。デッサンの絵だと伝えられる情報量も多いだろうし、やっぱ基礎なので。
人間誰しもそういう立ち戻る時期というか、そういうのって必要ですよね。


NAMAIKI GIRLSモデル:MANO








注目しているコレクションとかはあるんですか?




NAMAIKI GIRLSのモデルもやらせてもらったんで注目してますよ。
そうなんですね!あれってどういう経緯でモデルになったんですか?




クリエイターのShunbow(@namaiki_girls)と飲み会でたまたまいっしょになって、スカウトされましたね。
生意気そうな顔してるね、って?




そうそう(笑)
「生意気ガールのイメージに合うからモデルやってくれない?ちゃんとギャラもだすから」って。でも「なんかすごい生意気そうじゃけん」みたいなことは言われた気がする(笑)
生意気そうって(笑)
でもイメージにピッタリですもんね。




「あ、NAMAIKI GIRLSの人だ」ってビックリされることはありますね。


それに私は自分をモデルに作品を描くので名刺を渡して「アートのまんまだね」って驚かれて、2回ビックリされますね。
NEO STACKEYにも注目


ほかにもプロジェクト系で注目しているのはありますか?




NEO STACKEYにも注目してます。私、頭のなかを描かせてもらったので。
おお、なるほど!コラボしたんですね!




はい。それでALももらって持ってたんですけど、盗難に合っちゃって。買い戻そうとしたけど高すぎて無理でしたね。
たしかにかなり高騰しましたからね。


でもMANOさんの描いたネオスタ、バーンされずに4枚ぜんぶ残っていますね。これはフロアに流れて来たら要チェックですね。


今後もNFTを楽しみながら進んで行く
そろそろシメに入っていくんですけど、MANOさんの「NFTはぜんぜん冬じゃないよ」って話が特に印象的でした。




そうですか?まあアートに比べたらですけど。 私も「なんかぜんぜん売れないな」って思ったことあったけど、そこまで思い詰めなくていいんじゃない?ってね。


園児から約20年間絵を描いてきたことは誇りだけど、天才ではなかったのでこれからも努力して休みながら続けていきます。
グッときますね。今日は長い時間のインタビューありがとうございました。




はい、ありがとうございました。また、よろしくお願いします。バイバーイ。


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